ワンちゃんに服を着せる?着せない?メリットや注意点を紹介

服を着ているワンちゃんを見かける機会は多いのではないでしょうか?

ペットショップなどでもたくさんの種類の服が販売されています。

ワンちゃんに服を着せることについて、賛否があると思います。

単純におしゃれで服を着ているケースも、もちろんあるでしょう。

ただ、服を着ることによって得られるメリットもあります。

どんな時に服を着るメリットがあるのか?また、服を着るときに注意すべき点について紹介します。

ワンちゃんが服を着るメリット

今回は、ワンちゃんが服を着るメリットについて、6つ紹介します。

●紫外線や気温の対策

特に短毛種やシングルコート、毛量が少ないワンちゃん、またサマーカットにしている場合は、紫外線や日差しの影響を受けやすく、皮膚炎等になる可能性があります。

下腹部も直射日光は当たらなくても、地面からの照り返しで影響を受けます

特に被毛がなくデリケートな部分なので、影響を受けやすい場所でもあります。

また、特に夏や冬は温度管理された室内と室外の気温差がかなり大きくなってしまうこともあります。

気温変化に弱いワンちゃんが多いので、特に冬は服を着ることで体温を一定に保つことに役立ちます。

また、夏は冷感素材の服や通気性の良い服を着ることで、紫外線対策だけでなく、熱中症の予防にも繋がります。

反対に通気性の良くない服を着てしまうと、熱がこもってしまい、体温調節がうまくいかず脱水症状になってしまう可能性があるので、注意が必要です。

●換毛期などの対策

ダブルコートのワンちゃんの換毛期は、かなり毛が抜けます。

服を着ていると、毛の飛び散りを減らすことができます。

車移動の際や、外出先で抱っこしないといけない場合など、掃除にかける時間が大幅に短縮できます。

また、ドッグカフェや公共施設などを利用するときには、周りの方への配慮に繋がります。

●虫やから守る

蚊やノミなどの虫が身体に付くことを防ぐ役割があります。

特に夏場は虫が増えるので特に注意が必要です。

最近では、虫よけの加工をされた服も販売されています。

●ケガから守る

散歩中に、石や枝などでケガをすることを防ぎます。

また、ケガをしてしまったときに着ると、患部を舐めることを防ぐなど、悪化を防止することができます。

手術後には「エリザベスカラー」を首に巻くことが多いですが、より快適に過ごせるようにするため、最近では「エリザベスウエア」といって、服を着て傷を保護するケースも増えてきています。

●植物から守る

草花でケガをすることの防止につながります。

また、犬にも花粉症がありますが、春先は花粉が増える時期なので、直接皮膚に付着することを防ぐこともできます。

●レインコート

特に小型犬や足が短い犬種の場合、降ってくる雨だけではなく、地面から跳ね返ってくる水や泥の影響が大きいです。

身体全体が濡れることもあり、体温が奪われやすくなります。

風邪などを防止するためにも、レインコートを着ることで濡れる面積を減らすことができます。

泥の汚れも軽減することができるので、帰宅してからのお手入れも楽になるかもしれません。

服を着せる場合に注意すること

ワンちゃんに服を着るメリットを紹介しましたが、注意すべき点もあります。

●誤食

装飾品の多い服を着ると、特に好奇心旺盛なワンちゃんの場合、ちぎって口に入れてしまう可能性があります。

装飾品があると、とても可愛いですが、誤食の可能性が高まってしまうことも理解しておきましょう。

●ストレス

本来、服を着ない状態が「普通」のワンちゃんにとって、場合によっては服を着ることがストレスになってしまうことがあります。

慣れないうちから、フードがついていたり、身体全体を覆う服を着せると抵抗感があったり、服を着ることを苦痛に感じてしまう可能性があります。

また、少しサイズが合わないが、可愛いからどうしても着させたい!という服があるかもしれません。

ただ、ワンちゃんからすると、動きが妨げられ、歩くことに支障がでたり、締め付けで炎症を起こしてしまったりするなど、身体を痛めてしまう原因になりかねません。

少しでも違和感があれば、無理やり着せずにサイズの合った服に変えてあげましょう。

●毛玉ができる

服を着せることで、毛玉ができてしまうことがあります。

特に、長毛種の場合は可能性が高くなります。

そのままにすると、ほぐれにくくなり、雑菌が繁殖してしまうことで、皮膚炎の原因になってしまいます。

定期的にチェックをして、毛玉ができていたらすぐに対処するようにしましょう。

●着たままにしない

服を着たままだと、通気性が悪く、皮膚を圧迫することにも繋がります。

術後服のように傷口を保護する目的でない限りは、「外出時のみ着用し、家に帰ったら脱ぐ」など、服を着ない時間を作りましょう。

皮膚や被毛に負担をかけてしまう恐れがあります。

少しずつ慣れさせる

服を着ることは、「かわいそう」「虐待」などの声も聞かれますが、正しく利用すればメリットも多いといえます。

ただ、服を着ることがストレスにならないよう、まずは服に慣れてもらうところから始めましょう。

ワンちゃんの反応を見ながら、飼い主側の思いを押し付けないように、ワンちゃんが気持ちよく着られる服や方法を探してみてください。

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